アンチエイジング浦添モデルの公開にあたって

浦添市医師会会長 山内 英樹

1.三省連携健康情報活用基盤実証事業(厚生省・経済産業省・総務省)について

残念ながら、沖縄県は肥満No1県であり、食の欧米化・夜型社会・車社会No1、昼食の外食率も高い。

浦添市および浦添市医師会は2004年、3kg減量市民大運動会を宣言、これまで減量のための5つの行動目標、簡易グラフ化体重表による減量支援などに取り組んできましたが、その効果は限定的なものでした。

3kg減量市民大運動会を宣言

2009年、浦添市は国から,三省連携健康情報活用基盤実証事業(厚労省・経済産業省・総務省)を受託しました。

この事業の浦添市健康情報活用基盤には電子化された個人の健康情報が保管され、個人の意思のもとに生涯にわたり健康情報が活用される実証事業。現在、浦添市は浦添市民および浦添市内就労者を対象として「健康チャレンジ日記」を展開しています。

2.浦添市から当医師会へ委託された
三省連携健康情報活用基盤実証事業について

1)疾病管理サービスモデル 2)診療情報提供書(電子紹介状) 3)在宅医療ネットワーク(電子的情報共有)などの実証事業が当医師会へ委託されました。

疾病管理サービスモデルは、2型糖尿病を対象としてスタートしました。従来、医師会共通の減量ツールとして「浦添モデル アンチエイジングダイエット」を開発してきましたが、今回、非肥満の健康管理や疾病管理にも有用であることが示唆され、2010年度版として「アンチエイジング浦添モデル」と名称変更を行いしました。

多くの皆様に利用して戴き、利点や欠点などについてのご意見を賜りながら、より実効性の高い疾病管理モデルを構築していきたいと考えております。

こころとからだのアンチエイジング

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